和田中学校流 最強の学校支援本部のつくり方

最強の学校支援組織!和田中流 学校支援本部運営のしくみ

    ●和田中学校の学校支援本部とは?

    学校支援本部は、プロジェクト型のネットワーク組織です。学校から「強制される」のではなく、地域の学校のために「貢献」する関係が成立しています。
    ここでは、年間100名を超えるボランティアを学校支援本部がマネジメントを行い、子どもたちの現状、学校の現状に即して様々なプロジェクトを立ち上げています。
    学校の中に社会や地域が入り込むことで、『教師と生徒』や『親と子』といった縦の関係ではなく、また『友人』といった横の関係でもない、豊かでゆるやかな「ナナメの関係」が生まれています。




    ▼学校支援本部の運営組織

    学校支援本部は、事務局長をトップとする本部を置きます(以後本部とはこの限られた範囲を指します)。事務局長は学校側との調整を図り、学校支援本部全体の事業を監督します。本部には、事務局長を補佐する会計、庶務、広報、安全管理などの担当が置かれます。本部の下に、各事業が配置されます。事業は、年間を通して運営する事業(和田中学校では読書振興事業、学力振興事業、緑化振興事業など)と、不定期で行われる事業や、イベント的な事業などがあります。


     

    ▼教員との関係

    原則として、教員が学校支援本部の事業に参加する必要はありません。逆に先生の授業を手伝う場合は、通常の授業時間帯に学校支援本部のメンバーが参加することがあります。また、夏休みの特別プログラムなどで、先生と学校支援本部が協力して行う事業もあります。このように、先生と学校支援本部は足並みを揃えて表裏一体で行動しますので、相互のコミュニケーションが非常に重要になってきます。学校全体の動きや、生徒一人ひとりの様子をできる限り連絡しあうことによって、生徒へのきめの細かい配慮ができるようになります。

    ▼PTAとの関係

    現PTAのメンバーが学校支援本部のメンバーになることはありません。また、PTAの活動は、先生と保護者との連携が主な目的なので、PTAの活動と学校支援本部の活動が競合することはありません。

    1.「学校支援本部」を各校が自校内に設置することのメリット
      1)疲弊してしまっている周辺の地域社会を学校を核に再編できる
      2)学校活動の補助業務を受け持つので、教師が授業に集中できる
      3)学校でのボランティア活動を通じて周辺住民に応分の責任感が生じる
      4)震災救援所立ち上げの際も、高齢化した町会をサポートできる
      5)図書室のサービスレベルが上がる(主に子ども居場所事業)
      6)緑化の最後の砦である学校の緑を維持、拡充できる
      7)学校からオバケ屋敷のような部屋が無くなり、遊休資産を活性化できる
      8)コンピュータの扱いなど、教師の不得意分野をカバーできる
      9)土曜日学校や子どもの居場所事業などがスムーズに運営できる
     10)子どもたちにとって様々な大人と「ナナメの関係」を結ぶ拠点となる
    2.「学校支援本部」を動かす予算  ~和田中の17年度決算から
    1)土曜日学校(和田中では土曜日寺子屋として年30回開催) 70万円
    2)子ども居場所事業(181回開催・9ヶ月) 234万円
    3)学校サポーター謝礼(378口×2,200円) 83万円
     合計 387万円
    (※スタート時は年100~150万円から)
    3.「学校支援本部」をさらに積極的に動かすために  ~和田中の18年度希望予算
    1)土曜日学校(30回開催×学ボラと管理者10名×2,200円) 70万円
    2)事務局人件費(子ども居場所事業:257回開催・12ヶ月) 300万円
    3)学校サポーター(550口×2,200円) 120万円
    4)「英語Aコース」など、その他の事業運営 110万円
      合計 600万円
    (※設立3年で60~70名のボランティアを5~10名の運営委員[事務局]で常時機動的に動かすようになると)