和田中学校流 最強の学校支援本部のつくり方

学力向上を目指す!和田中 土曜寺子屋(略称:ドテラ)

    ●ドテラとは?

    学校支援本部で集めた学生ボランティア(略称「学ボラ」、学生だけではなく社会人、フリーターやニートも含まれる)が、土曜日や夏休みに希望する生徒に勉強を教える活動のこと。学校支援本部が学ボラの募集を行い、年間計画に基づき組織的に運営を行っている。
    土曜日の午前中の時間を有効に使いたい生徒のために、生徒たちの自主的な学習をサポートする目的で始まった。そのため、生徒の参加は任意制とし、生徒には年間5,000円の会費を負担してもらっている。
    ドテラでは、生徒はその日に勉強したいもの(学校や塾の宿題、予習・復習、テスト勉強や受験勉強のワークシート)を自由に持込み、自主的に勉強し、学生ボランティアがサポートにあたる。

    費用

    生徒の会費   5,000円/1人年間
    学生ボランティアへの支払い(3種類)  (1)無償 (2)1,100円/1日 (3)2,200/1日

    土曜日開校 (30日/年間)   サマースペシャル (12日以上) 
    保護者への手紙(生徒の様子)(3回)   保護者との懇談会 (1回) 
    カルタ大会 (1回)   皆勤賞授与式 (学期ごと)   卒業式カレー食事会 (1回)

    ●ドテラの運営

    和田中学校のドテラは7名の実行委員と30名程の登録学ボラで運営されている。ドテラの歴史とともに着実に生徒登録者数を伸ばし、平成18年度は130名の生徒が登録。そのため、30名のスタッフでも足りない状況で、学校支援本部は積極的に学ボラ募集を行っている。
    運営は、学校支援本部ドテラ実行委員会が行い、委員長1名、副委員長1名以外に5名の委員、学ボラ教務主任1名(学生ボランティアのリーダー)、30名の学ボラが担当学年・教科ごとにわかれている。その他、生徒の保護者ボランティア30名が交代でドテラの受付を担当している。
    学生ボランティアは、教員を目指す学生が中心。教員志望の学生にとっては、生徒と継続して交流ができる教育実践の場として活用できる。
    ドテラで使用される部屋は5室。一年生が被服室、二年生は美術室、三年生が図書室、その他特別活動室や校長室も使われる。
    毎月1回の定例会議で計画や運営面の課題を検討、昼食どきの毎回の指導研究反省会で指導方法の確認などを行っている。

    学生ボランティアになるきっかけ

    学校支援本部から誘われる
    学生ボランティアに誘われる
    [よのなか]科を見学してスカウトされる
    大学の先生に薦められる


    ●ドテラの効果
    生徒にとって

    (1)一人で学習する習慣のなかった生徒が、学習する姿勢を身につけること。
       学ボラの丁寧なマンツーマン指導により、学習意欲の向上と学力アップを目指せる。
    (2)教師や親とは別の価値観や考え方を持つ、お兄さんやお姉さん、おじさん、おばさんから
       暖かい支援を受けることにより、自尊感情の育成につながる。

    学生ボランティアにとって

    (1)教員志望の学生にとっては、実際に中学生と継続的に触れ合える環境の中で、
       自分の可能性や資質を見極めることができる。
    (2)学ボラ同士の情報交換によって、教育実践として様々な手法をケーススタディとして
       情報交換・体験でき、ノウハウを蓄積することができる。


    ●ドテラの一日

    AM 9:00朝のミーティング

    AM 9:00受付開始

    AM 9:301時間目開始(45分)

    AM 10:252時間目開始(45分)

    AM 11:203時間目開始(45分)

    PM 12:15指導研究反省会


    ●ドテラスタッフの方々
    学校支援本部ドテラ実行委員会 委員長
    【委員長の役割】
    実行委員会の責任者として、ドテラが円滑に運営できるように管理をしていく仕事です。総勢40名ものスタッフが関わって運営していますので、各スタッフへの連絡や、保護者、生徒たちとの連携のあり方、課題があったものへの対処など全て対応します。ボランティアスタッフのリクルーティングや面接なども重要な仕事です。
    増田郁夫さん学校支援本部ドテラ実行委員会 教務主任
    【教務主任の役割】
    主な仕事は、ボランティアスタッフのスケジュールを確認し、シフトを計画する“シフト管理”、各学年の毎週の指導プランを検討し、プランを決定する“プログラム企画”を担っています。その他、スタッフの悩みなどの相談、地域本部の方たちとの連絡調整、レクリエーションの企画、通信レターの準備なども重要な仕事です。